About

ソマリについて

ソマリのコンセプト

「ソマリランドの樹脂から始まるウエルネスライフ」

「Soomaali」はソマリ語で「ソマリ族・ソマリ語」という意味。ソマリランドのピュアな樹脂と精油との出会いが「Soomaali」誕生のきっかけです。

アロマのある日常を
アロマセラピスト・講師、精油の研究者・ブレンダーとして、私が精油を扱うなら、生産者や製造者の見える、想いを伝える、そんな‘場’を作りたいと考えていました。そして薬剤師の視点から品質の確かな精油を、正しく、安全に、かつ日常生活の中に気軽に取り入れられる方法を提案していきたいと、いつも想いを巡らせています。

使うものはシンプルで、ナチュラルなものがいい
ピュアな精油の力を最大限に活かすには、できるだけ自然な要素を取り入れ、自然との一体感の中で、自己治癒力を目覚めさせることだと考えています。森や山、海辺や川辺に身を置くように・・・植物と共に、水、土、火、風、などの要素を感受することで私たちの心身は、自然に整うように作られているのと思うのです。

豊かで、限りある自然に感謝し、持続可能な共存を
変わりゆく環境の中で、得られる自然の恩恵に感謝し、古代エジプト時代から病気の治療や予防、美容目的で使われてきた樹脂を、今もなお、同じ目的で使えることに感銘を受け、そしてこれから数千年後の世代でもこの恩恵が受けられるように、ソマリランドの樹木と生産者の生活のサスティナビリティを守る支援をしていきたい。

「Soomaali」は、アロマのある日常を通して、自分自身の自然治癒力を活かすことで心と身体が健康であることに加え、私たちを取り巻く自然環境や社会環境のトータルウェルビーイングを目指して、安らぎと活力あふれるウエルネスライフを提供します。

プロフィール

久保 浩子 Hiroko Kubo

薬剤師/医学博士/IFA認定アロマセラピスト/IFA認定講師
・兵庫県生まれ
・共立薬科大学(現・慶応大学薬学部)卒業後、株式会社ツムラにて医療用漢方製剤の品質評価に携わる。
・2000年 イギリスロンドンに留学。Nicole Perez School of Holistic Aromatherapy にてアロマセラピーを学び、翌年にIFA認定アロマセラピストの資格を取得。
・2004年 4年余の留学中、他にもリフレクソロジーやMLDなどの補完代替療法を学び資格を取得し、ロンドン市内の病院やホスピスでの研修を経て帰国。
・2005年 東京都港区三田のオリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ(OAC)開校とともに副校長を務め、メディカルアロマセラピストの育成に努める。
・2013年 OACの東京都葛飾区亀有移転に伴い、併設する統合医療クリニック、調剤薬局でも勤務し、医療現場におけるアロマセラピーの実践にも力を入れる。
・2015年 昭和大学大学院医学研究科終了。ラットのラベンダー精油経口投与における網羅的遺伝子発現解析の研究により医学博士を取得。
・現在は講師業とともに、カレッジ併設のセラピールームとクリニックで施術、薬局で調剤業務の他、アロマ関連冊子の執筆・監修、アロマ商品の企画開発・調香にも携わっている。さらに近年は発達障害の子どものためのアロマセラピーの研究と商品開発にも取り組んでいる。また日本アロマセラピー学会の理事を務め、セミナー開催や認定制度に関わる活動を行っている。

【出版物】・『アロマセラピーのための精油ハンドブック』 丸善出版 2016年 編集委員長・執筆
・『アロマセラピー標準テキスト 基礎・実技編』第2版 丸善出版 2022年 執筆
・分冊百科『リラックスアロマテラピー』 アシェットコレクションズジャパン 2014~2022年 美容とマッサージ:監修・執筆
・分冊百科『やさしいアロマ生活』 アシェットコレクションズジャパン 2021年~ 美容とマッサージ:監修・執筆

【外部講師】・日本薬科大学 漢方アロマコース 精油学基礎・アロマクラフト実習担当・神奈川歯科大学大学院 統合医療学講座 アロマセラピー担当 
オリエンタル・アロマセラピィ・カレッジ 副校長/薬剤師/医学博士/IFA認定アロマセラピスト/IFA認定講師/IFR認定リフレクソロジスト/Dr.Vodder式MLD&CDTセラピスト/クラニオセイクラルセラピスト/日本アロマセラピー学会 理事

「アロマセラピーの原点」

Aromatherapy(アロマセラピー)とは・・・
「アロマ(芳香)」と「セラピー(療法)」を組み合わせた造語で、直訳すると「芳香療法」となります。芳香療法をそのまま解釈すると、心地よい香りを使った療法という意味になりますが、実際は芳香植物から抽出された100%天然の「精油」を使った療法のことをいい、精油療法(Essential Oil Therapy)と呼ばれることもあります。

アロマセラピーという言葉が使われたのは20世紀に入ってから。
1910年7月、フランス人の化学者ルネ・モーリス・ガットフォセ(Rene-Maurice Gattefosse)は実験室で小爆発に遭い、手に火傷をおい、とっさに室内にあったラベンダー精油を使い、ラベンダーの治癒効果を発見しました。それから精油の研究を始め、1937年に著書『Aromatherapie』を出版したのが始まりです。

このため「アロマセラピー」というとフランス、そしてラベンダー精油というイメージが強いと思うのですが・・・
本来の意味である「植物から得られた精油を使った療法」ということを考えると、薬草療法を含め芳香植物を使ったアロマセラピーの歴史は古代にさかのぼります。

古代エジプトは、医学、薬学、香粧学、美容学を含む科学の発祥地でもあります。特に香料は古代エジプト人にとって神への供物でした。神殿には必ず芳香製品を調合するための小部屋があり、当時医師の役割をも果たしていた聖職者は、樹脂や香油を宗教的な儀式や死体をミイラ化するため、病気の調合薬など、さまざまな目的で使用していました。

そこで使用されていたのが樹脂を原料としたフランキンセンス、そしてミルラです。エジプトではミイラ作りのためにフランキンセンスやミルラが使われ、儀式の際には香りを焚く薫香が行われました。また、『新約聖書』には東方の三賢人がイエス誕生の際に黄金と乳香(フランキンセンス)、没薬(ミルラ)を捧げたというくだりがあります。

Soomaaliでは、アロマセラピーの原点であるエジプト(アフリカ)そしてフランキンセンスとミルラに回帰して、4000年以上前から今もなお、健康や美容など同じ目的で使用できる樹脂や精油に感銘を受け、これから数千年後の世代でもこの恩恵が受けられるように、自然環境や社会環境のトータルウェルビーイングを目指して情報発信をしていきたいと考えています。